《第5回》ステップアップ 用語理解②
振り返り「用語理解①」
今回の「用語理解②」を更新するにあたり、今一度「用語理解①」をお振り返りさせていただきます。
前回のピックアップ用語は以下の5つです。
・TOB
・MBO
・事業譲渡
・株式譲渡
・PBR
思い出していただけましたでしょうか。
それぞれの詳細はこちらでご確認いただけます。
今回も前回同様、M&Aを知る上で大切な基本用語をピックアップ致しましたので早速ご紹介してまいりますね。
ピックアップ用語5選
①スキーム
M&Aの基本的な構想や計画、その手法のこと。
前回ご紹介した株式譲渡や事業譲渡、今回ご紹介する会社分割や株式交換もその一つ。
②デューデリジェンス
「当然に実施すべき注意」を意味し、M&Aにおいては、買収対象企業について事前に詳細を調査することを表す。
略称:デューデリ、DD
③のれん
「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価額」との差額のこと。
企業におけるノウハウ・ブランド力・信用力など買収側の企業が見込む超過収益力となる無形資産を表す。
「のれん代」と呼ぶこともある。
④会社分割
既存の会社を「新設分割(新しく設立した会社に事業を移す)」または「吸収分割(既に存在している別の会社に事業を移す)」で分割する手法のこと。
グループ企業の組織再編としても多用される。
※M&A手法の一つ、事業譲渡と似ているが、事業譲渡は「売買取引⦅資産など個別に選択し契約する必要がある⦆」、会社分割は「組織再編行為⦅資産や権利もまとめて引き継ぐ⦆」に該当する点で大きく異なる。
⑤株式交換
買収する会社が買収される会社の株主に対し、現金ではなく、自社の株式で支払うことを認めた手法。
上記に対し買収される会社の株主はその株式を買収する会社に引き渡すため、株式交換と呼ばれている。
また、買収する会社は買収される会社を完全子会社にできる。
活用編
それでは早速今回の用語が入った記事を読んでみましょう!
ご用意した記事はこちら。
↓
株式を対価としてM&A~武田のシャイアー買収~
上記5つの用語の中から①③⑤が出てきます。
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さて、いかがでしたか?
少しずつ理解できる用語が増えていくことに変化を感じていただけましたでしょうか。
M&A用語のご紹介は今後も引き続き行ってまいりますので
ぜひ一緒に知識理解を深めてまいりましょう!
次回予告
《第6回》は6週間チェレンジの折り返し地点、3週間を終えての中間まとめの回です。
第1回~第5回までの振り返り含めこの3週間についてお伝えしようと思っています。
お楽しみに。
―次回更新予定:4月5日(月曜日)