《第1回》あなたは「M&A」どれだけ知っている?
M&Aって何?
誰かにM&Aについて問われたら皆さんは何と答えますか。
「会社の売買」私はこう答えます。
この一言です。
私よりも皆さんの方がお詳しいかも知れませんね。
入社後のこの数日間で感じたことは
M&Aは奥が深く素人が理解するにはとても複雑で難しいということ。
ですがもう少し掘り下げて理解を深めたら
新しい気づきや今後の可能性の広がりが見えるのではないかとも感じています。
ネットや本で調べても難しいワードが沢山出てきますが
もう少しだけ踏み込んでみましょう。
弊社には本棚に収まりきれないほど本が溢れています、、!
Mergers and Acquisitions
初めて聞く方も多いのではないでしょうか。
M&Aとは「Mergers(合併) and Acquisitions(買収)」の略称なのです。
言葉のままに、企業の合併・買収を意味していることが分かります。
そのように考えると「会社の売買」という理解は入り口としては正解のようです。
しかし一言にM&Aと言っても
吸収合併・株式取得/移管・事業譲渡・会社分割などその内容は多岐に渡ります。
―そもそもなぜ企業はM&Aを行うのでしょうか。
目的は様々ですが、
新規事業や市場への参入・企業グループの再編・経営不振企業の救済・資金調達などと言われています。
やはり奥が深いです。
そしてM&Aは企業の課題解決や成長の一助を担っているのみならず、国内で問題視されている「後継者不在の企業における有効な手段」としても着目されていることが分かりました。
ご参考までに過去にアップした後継者問題に関する記事をご紹介いたします。
↓
後継者はどうする?事業承継の方法とは?
業界動向を知る
M&Aがどんなものか少しだけ見えてきましたが、実際にはどれだけのM&Aが国内で行われているのでしょう。
普段の生活の中では縁遠く感じているM&Aですが、年間成約件数は年々増加しています。
下部グラフをご覧いただくと分かるように
2010年以降右肩上がりで成長し、直近約10年で2倍以上の件数に達しています。
昨年(2020年)は一時コロナの影響を受け停滞しましたがその後回復し現在に至ります。
コロナ禍でこそ、その必要性を検討している企業も見受けられる状況です。
M&Aの市場規模は今後も拡大していくことが予想されます。
出所)MARR online より弊社作成
次回予告
《第2回》はベーシックなM&A関連用語について理解を深めていきます。
超基礎の用語についてお話ししたいと考えていますので次回もぜひご覧くださいませ。
お楽しみに。
―次回更新予定:3月22日(月曜日)