M&Aを「仲介業者」等に依頼する際の質問①~どういった質問で力量を測るか?~
M&Aアドバイザーの適性・資質を見抜く!!
今回は、さて、ようやく事業承継に当たり、
「M&Aで自社を譲り受けてくれる先を探してみるか」
とご決断した経営者の方が悩む
「誰に頼めばよいんだろう・・・」
に当たって、その会社、人物が、相当程度の知識を持っているのか、口頭面談を行い、確認するためのいわゆる質問をピックアップしておこうと思います。
初級M&Aアドバイザーならば回答できる10の質問
1. 企業価値算定において、いわゆる「ディスカウンティッド・キャッシュ・フロー(DCF)法」を用いて算定するに当たって、β(ベータ)値がマイナスの会社の評価はどう考えていけばよいのでしょうか。
2. 直近の産業競争力強化法等の一部を改正する法律によって、ビフォー・アフターで、何がどう変わったのか、分かりやすく説明してもらえますでしょうか。
3. いっとき流行していた上場企業の非上場化、いわゆるMBO(マネジメントバイアウト)によって、何が問題・課題となりますか。
4. 買収するに当たって、買収側の会社が買収資金の設計について、どのような調達手法で調達をするのか、譲渡側である我々が確認する必要があると思いますか。ある場合は、なぜその確認の必要があるのでしょうか。
5. 上場会社に買収を検討してもらうことになりそうですが、事前に留意しておくべきことはありますか。
6. 新株予約権の評価は通常の株式の評価と同じように考えれば良いのでしょうか。
7. 株式譲渡に際しての適正な価額とはどのように考えれば良いのでしょうか。
8. 今回、事業譲渡で譲渡を行う予定なのですが、譲渡益が多額に発生することになりそうです。この場合、M&Aにおける交渉で、どのような点で買収側と交渉を進めることで優位に立てそうでしょうか。
9. 買収対象となる当社が資本金額が大きく、かつ株価についても強気で攻めたいと考えていますが、買収側が折り合うための良い案はないでしょうか。
10.ある程度、案件が進んだ時に、より良い交渉条件で相手先が現れた場合、そもそもそういった可能性がある場合も含めて、どういった進め方をしておけばリスクヘッジできるでしょうか。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。少しテクニカルな言葉や質問が多いのですが、5.や7.などは平易な聞き方でもできますし、10.なども容易に起こり得る事象です。
皆さんの会社を一世一代の事象に際して、M&Aに携わるものとして、このような内容を回答できるか否か、で実は全く異なる譲渡金額となってしまう、またはリスクを抱えたままであるなど、様々なことに結びついてしまいます。
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